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地域づくり思想の古典に学ぶ

~地域の視点から抜書きしてみました~


  はじめに

 NPO地域づくり工房では、2006年8月から5年間、39回にわたって連続講座「地域づくり思想の古典に学ぶ」を開催してきました。

 とりあげた「古典」37冊は、私が20~30歳代に参加した宮本塾(都市の古典を読むゼミナール)という、当時大阪市立大学教授の宮本憲一先生が主宰する市民塾で読んだもの(9冊)のほか、私の思いつきで選んだものです。中には近年のものもありますが、後世においてきっと古典になると思って選んだものです。

 たぶん、現在を生きる私たちと共有する現実に直面し、悩み、思索したものが、「古典」なのだろうと思っています。

 さまざまな偏見や先入観を排して、自分なりの切り口を持って読むと、先人たちの言葉の中に、今を悩む私に響くものがたくさんあり、励まされてきました。

 毎回の講座のレジメは「抜書き」を中心にA4で8~12頁に及ぶ膨大なものとなりましたが、ホームページ用に私なりに注目した記述の一部をさらに選んで抜き書き集をつくってみました。

 地域づくりを考える上で、いろいろな意味で参考になる先人たちが残した言葉を眺めてみてください。

 レジメそのものを読んでみたい方は工房にお問合せください。                                NPO地域づくり工房

                                                                                                                                       代表理事 傘木宏夫

農村


01 大蔵永常『広益国産考』




02 柳田國男『都市と農村』


03 マルクス『資本論』


04 ハワード『明日の田園都市』

仕事




05 モア『ユートピア』


06 モリス『ユートピアだより』


07 エンゲルス『猿が人間になるにあたっての労働の役割』


08 シューマッハー『スモール イズ ビューティフル』

地域の規模



09 旧約聖書『創世記』


10 トクビル『アメリカの民主政治』


11 幸田露伴『一国の首都』


12 コルビジェ『輝く都市』


13 マンフォード『都市の文化』

学習


14 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』


15 石母田正『中世的世界の形成』

16 エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』


17 リリエンソール『TVA~民主主義は進展する~』

民主政治


18 プラトン『国家』


19 ロック『市民政府論』


20 ルソー『社会契約論』


21 福沢諭吉『文明論之概略』

22 野呂栄太郎『日本資本主義発達史』


23 唯円『歎異抄』



24 セン『自由と経済開発』

経済


25 アダム・スミス『国富論』


26 マルクス『経済学・哲学草稿』


27 レーニン『帝国主義』


28 シュンペーター『経済発展の理論』


29 ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』

共同体と自由


30 アリストテレス『政治学』


31 カンパネッラ『太陽の都』


32 ルソー『人間不平等起源論』


33 カント『啓蒙とは何か』


34 ミル『自由論』


35 エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』


36 ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』


37 和辻哲郎『人間の学としての倫理学』