トップページ » 菜の花ブログ » 内部被曝②・震災ゴミ広域処理②

Author: hige
• 土曜日, 3 月 17th, 2012

前回の報告に続いて、その②です(^^;

其々の話題で、自身、腑に落ちないポイントがありましたので、セルフフォローです。

  1. 一つ、等しいシーベルト値の被曝において、内部被曝と外部被曝のダメージは等しいか?

    ご紹介した岩波ブックレット「内部被曝」では、明らかに異なると述べられています。
    『放射性セシウムに汚染された食品を摂取することよるβ線内部被曝は、γ線源による外部被曝よりも、DNAに対して、より深刻なダメージを与える。』
    著者は、従来の放射能被曝の生体への影響評価は外部被曝のそれに偏重したため、低線量内部被曝の研究は遅れ、そのダメージの大きさを過小評価しているとして、図を添えて上記のように述べられていました。
    通常、食品中の放射能は 何bq/kg(ベクレル毎キログラム) で表されますが、その放射能を含む食品を食べた(飲んだ・呼吸した)場合の体内における生理的影響力は、線源となる核種ごとに、又被曝する臓器ごとに異なりますから、ベクレル値をもとに、その等価線量、組織加重系数を乗じて、排出や核種の半減期を考慮した時間積分を行って求めます。(詳しくはhigeの運営するサーバーにパクッた解説がありますので:mrgreen:

    だとすると、やっぱ同じと考えて比較すべき問題じゃないかしら.....
    もちろん、直接的な遺伝子切断以外の諸症状をまさに加重考慮したり、現在使用されている諸係数を否定してしまえば前提自体が違ってしまうので、それは別の話ですが。

  2. 一つ、震災ゴミの広域処理は放射能の広域拡散につながるのか?この件については、根本的な部分(合理的な理解)での情報錯誤が有るみたいですので整理してみます。
    結論、ズバリ言っちゃいます。
    現在運用されている国内の公的ゴミ焼却炉ならば、放射性セシウムはほぼ完ぺきに閉じ込めることが出来る設備基準にあります。ほとんど漏れません...:razz:
    ただし、上でオコトワリしたように、『合理的には』ですヨ。
    あのダイオキシン騒ぎの際に法律がウンと厳しくなり、排出ガスや飛灰に関して、現在の基準は「バグフィルター」設置が前提となっているようです。又、セシウムという物質は排煙時の温度で気体状態を保つことは不可能で、セシウム化合物粒子はバグフィルターで確実に捕獲されるサイズのようです。
    従って、排出基準を遵守して、焼却炉を正しく運用する限り、セシウム化合物が煙突を経て環境に出る可能性はほとんど無い事になります。(福本勤HP) (ゴミ探偵団) ← この辺が信頼できそうな情報か

    これは全く理論上、公称設備能力上のお話で、いい加減なゴミの搬入、焼却残渣・飛灰の不適当な扱いをすれば放射性物質はいとも簡単に環境へ漏れ出す事も確実です。
    それが、ある程度リスクを負担しても、被災地の復旧に協力して行くと言う事なのでしょう。

    これ以上は政治的な問題とか倫理とかの範疇ですから、今回はパス:mrgreen:
    ただ一言だけ言わせてネ。

    広域処理に反対する人たちって、『危ない』とか『放射能の拡散だ』とか言いながら、被災地の人たちがその瓦礫焼却で物凄く被曝するってことには何も感じないのだろうか.....

    この事の方が、ズ~ッと怖い:evil:hige爺ですた。

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