最新の3D-VR技術を活用して、住民参加の地域合意形成のお手伝いをいたします。
・環境アセス とは
NPO地域づくり工房では、環境と経済が調和する持続可能な社会の構築に寄与するために、環境影響評価(アセスメント)を推進しています。
環境アセスは、事業者が、自らが行おうとしている開発行為の環境への影響を見積り、その内容を公表し、住民等との情報交流を通じて、より適切な環境配慮をめざす取組みです。
本来、環境アセスは、事業者が自主的に行うべきものです。しかし、わが国では、制度の対象が大規模事業に限定されているために、事業者による「アセス逃れ」が横行してきました。また、残念ながら、市民活動の側にも「アワスメント」や「開発の免罪符」という偏見が根強くあり、環境アセスを軽視したり、時にはアセス推進派を反対運動の「妨害者」と決め付ける場面もあったりします。
環境アセスは、地域の環境に関する貴重な情報が大量に生産される機会です。この機会に積極的に関与し、環境保全に有益な対策が導かれるように働きかけることは、環境NPOの重要な役割です。
代表理事 傘木宏夫(環境アセスメント学会・常務理事)
※参考論文 (別ウィンドウ又はタブで開きます)
傘木宏夫『環境アセスメントにおけるNPO活動の役割』
環境アセスメント学会10周年記念集
『環境アセスメント学の基礎』(恒星社厚生閣、2013年2月)の第7章3より
■ 自主簡易アセスメント事例
自主簡易アセスメントとは、国や自治体の制度には規定されていない環境アセスの手続きを、事業者の説明責任として実施するものです。NPO地域づくり工房では、地元事業者との協働により、自主簡易アセスメントの業務を行っています。
◇伊那市西春近南地区ソーラー発電所・自主簡易アセスメント
(委託元:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社様)
◇養漁場跡地太陽光発電所計画・自主簡易アセスメント(委託元:ソーラーカナモリ株式会社様)
◇中綱南側土砂採取事業・自主簡易アセスメント(委託元:株式会社マテリアル白馬様)
※参考論文(別ウィンドウ又はタブで開きます)
「NPOによる企画提案と実践から思うこと ~小規模土採事業での自主簡易アセス業務を通じ~」
傘木宏夫:『環境アセスメント学会誌』(12-1,2014年2月)より
2013年度研究発表大会でのシンポジウムでの報告要旨
■ アセス対策学習会等への講師派遣
開発事業に関する環境アセスの実施に際して、住民の側からの対策について助言する活動を行っています。お気軽にご相談ください。
※参考論文(別ウィンドウ又はタブで開きます)
傘木宏夫「辺野古アセスにおける説明責任と公衆関与」
環境技術学会誌『環境技術』(Vol.41 No.5,2012)の特集「辺野古アセスを総括する」より
市民による学習活動の経緯と成果に着目して論説
■ 企業に対する環境監査等
企業の環境活動に対する助言を行っています。現在、傘木代表がコープながのの環境第三者検証委員を務めています。
※参考論文(別ウィンドウ又はタブで開きます)
傘木宏夫・山本芳華「コープデリ事業にみる宅配事業の環境経営面からみた評価」
環境アセスメント学会2013年度研究発表大会での発表要旨
傘木宏夫・山本芳華「Analysis and Assessment of Environmental Management of Home Delivery Service by Consumers’ Co-operative」
日韓中・環境アセスメント国際ワークショップ(2013.11/7-8)での発表要旨