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Author: kasa
• 水曜日, 7 月 13th, 2011

代表のkasaです。文字ばかりですみません・・・

原発事故をきっかけに、電源立地地域対策交付金(通称:電源立地交付金)という仕組みがNEWSなどで取り上げられることが多くなりました。電源(水力、火力、原子力など)施設を受け入れてもらう政策手段として利用されてきました。

長野県の場合、水力発電が多いので、電源立地交付金を受けている市町村は多く、H21年度決算でみると45市町村で約7億2千万円が使われています。(出典:長野県ホームページ

交付金額が大きいトップ3をみると、①松本市73,428,740円、②木曽町59,100,000円、③大町市54,500,000円です。

大町市での使われ方をみると以下の3事業にあてられています。

・北大町駅前公衆トイレ建替え工事 2,625,000円

・運動公園多目的広場トイレ改修工事 24,192,000円

・保育所運営事業 35,136,000円

なお、平成22年度予算書をみると、54,500,000円の全額が保育所運営事業にあてられています。

電源立地交付金はハコモノ予算との批判があったなかで、近年はソフト化しつつあることが他市町村での使われ方からもうかがえます。

さて、交付金額上位3市町には共通点があります。それは揚水発電のダムをかかえているということです。

松本市:安曇発電所、水殿発電所(ともに東京電力)

木曽町:三尾発電所(関西電力)

大町市:新高瀬川発電所(東京電力)

なお、長野県内には、6つの揚水発電所があり、上記4ヶ所以外では、信濃町の池尻川発電所(東北電力!)、国内最大の神流川発電所(群馬県)の上池が長野県側の南牧村にあります。

ご存知の通り、揚水発電は、原子力発電所の調整弁としての役割を担っています。

以下に、それぞれの発電所の開始時期(年/月)を示します。

福島第1原発  1号機   2号機  3号機   4号機  5号機   6号機
  開始年月  1971/3 1974/7  1976/3  1978/10  1978/ 4  1979/10 
高瀬川・梓川の揚水電   安曇   水殿    新高瀬
   開始年月      1969/5  1969/10   1979/6
つまり、福島第1の竣工直前に安曇と水殿の両揚水発電が稼動し、最有力機とされる6号機の竣工直前に新高瀬が稼動しています。
私たちの身近なところにも、電源立地交付金があり、そして原発政策があることを再確認しました。
ところで、福島第一などが廃炉になったり、休止された場合、揚水発電をしている地域への電源立地交付金はどうなるのでしょうか?
ちょっと心配になりました。
      
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