yukoです
今日は、第4回菜種オイルソムリエ研究会 講師は中央農業総合研究センターの松崎守夫さん昨日は暑い中、茨城の圃場で菜種収穫の作業をされてたとのこと。真っ黒に日焼けされてました。今日の研究会に先立ち、中山高原の菜の花(そば畑)を見学していただきました。それを楽しみにして来てくださったようです。
まずは、松崎先生のお話。
1.ナタネは油糧作物です。光合成産物(グルコース)を脂肪酸に変換するとのこと。
近年、国産の無エルシン酸、低グルコシノレート品種が作られている。
(グルコシノレート + 水 → イソチオシアネート + グルコース このイソチオシアネートは辛味成分で、わさびや大根、からし菜などの辛味のこと)
ここでグルコシノレートが種子の発芽を抑制する。(ただ、土壌病害の軽減にも効果がある)
2.ナタネの生育には、気象条件が関係する。
播種時期の秋雨、収穫時期の梅雨。排水対策等必要。気温(寒さ、暑さ)による影響。
土壌、肥料、収穫時期などについて、少し早口に専門用語を交えてお話いただきました。
よって、このブログを書くために、先生が執筆なさった本を見ながら書いてます。
休憩時間には、大町温泉郷のアン・マリーレhttp://npo.omachi.org/?p=5890の菜の花シフォンケーキ&紅茶をいただきました。
また、中綱湖近くで七十七才飴本舗を営む、古川さんの行者にんにく菜の花オイルトーストもおいしくいただきました
質問タイムには、参加者の皆さんがそれぞれの立場で疑問を投げかけました。
主な質問事項は・・・連作障害、混作のこと。鳥獣害対策。
放射性物質を吸収するのに有効か?
これから始めたい方からは、費用のこと。など
市内外から20名の参加者があり、交流を深め、日頃の疑問を解消できた、よい研究会となりました。
講師の松崎さん、ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。
次回は、三重県伊賀市にて開催予定です。
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2 Responses
木曜日, 23. 6 月 2011
yukoさん、おつかれさまでした。ちゃんとした勉強会でしたよね。
それとともに、現場をしっていることの大切や強みを再認識しました。
菜種油の研究者は全国に十数人しかいないそうです。
菜種油は、日本で最もポピュラーな食用油なのに、自給率は0.04%しかなく、その研究者も少ないということだそうです。
地場産菜種油の取り組みが広がることで、研究の裾野も広がるのだろうと思います。
こういう研究会を重ねていくことで、研究分野にも刺激を与えていければいいですね。
金曜日, 24. 6 月 2011
そうですね!参加者の方から、資料が少ないとの声がありましたが、報告書を作成し配布するので、ご了承していただけると思います。今回参加できず、資料だけご希望の方にも(有料で)お送りしましょう!