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Author: kasa
• 水曜日, 6 月 08th, 2011

代表のkasaです。

今日は、大町市役所で、菜種栽培に関する懇談会が、大町市のよびかけで開催されました。市の農林水産課と観光課、県地方事務所、県農業改良普及センター、菜の花農業生産組合、NPO地域づくり工房が出席しました。

開墾前の元スキー場

開墾前の元スキー場

県より、調査の結果、中山高原における菜種の全滅は、シカの食害だけではなく、ソバとの混作に伴う播種時期の早さにより昨夏の異常高温で障害が起きていた、連作障害がおきていたなど、いろんな原因が複合しているとの見解が報告されました。

市の農林水産課長は「農業面でいえば、ソバとの混作はやめた方がいいという結論だ」とまとめたので、

私たちは、次の問題点を指摘しました。①菜の花オイルの生産のためには、現状では菜種だけの耕地

夏の終わり頃のソバの花

夏の終わり頃のソバの花

(3ha)で十分である。②ソバとの混作部分(4ha)は景観形成の意義はあり、新しい大町の観光資源ともなっている。③混作をしない方がいいという結論は景観面はあきらめようという方針だということになる。

菜の花組合の小林事務局長は、「混作はしない方が、労力面でも経営面でも楽。だけどそれでこれまでつくってきた景観的な価値は放棄するのか」と悩みを述べました。

農林水産課長は、「経済的な話は組合さんとNPOさんで話し合って決めてください」とのお返事。

ソバとの混作地に咲いた菜の花

ソバとの混作地に咲いた菜の花

肝心の観光課は、別の会議があると、ひとこと挨拶をして退席。結局、景観面での意義付けや対策は何の方向性も見出せぬまま、「シカ食害をいいふらすのはやめなさい」という結論を押し付けられて終わりでした。

生産のためにやっていることなので、景観面は考える必要はない。しかし、現実に観光資源として広く認知されている中で、「農業面でいえば混作はやめた方がいい」ということでわりきることができるのは、縦割り行政の中にいる人だけでしょう。

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One Response

  1. 市、農林水産課の方曰く「シカのせいにするのは、シカに失礼だ!」とのこと。でも、日照りや連作障害のせいにするのはおかしい :!: 昨年、菜の花の芽はでていたのだから・・・確かにそのせいもあるだろう。しかし、混作のところ以外の菜の花も全滅なのだから、混作をやめるだけでは解決はできない。様々な要因があることは、誰もが認めるところである。これからどうしてゆくのか?今まで、行政を頼らず、民間で力を出し合って生産・景観ともにブランド化を図ってきた。「おひさま」で注目されたら、いいとこどりされたという思いは拭えない。4/25の説明会のときに、市、観光課の方が、「これから連携していく一歩にしたい。」とおっしゃってくれたので、これを機に良い連携ができればと期待していたのですが・・・

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